AIの台頭とエンジニアとしての不安

AI って恐ろしいよね 最近は claude codeを並列で走らせたり、GHAから走らせたりして、トップレベルなエンジニアたちがきゃっきゃうふふしているのをXでは観測している。 ちょっと前まで、リリースが滞ってるAnthropicは脱落した…みたいなこと言うてましたがな…とは思いつつ、このAI大爆発期になにかのツールに草を立てるのは姿勢として誤ってるんだなーと思うなどする今日この頃。 理想は、個々のツールを触りつつその変化を自分の中で微分して、傾きが一番急なものにベットするみたいな振る舞いをしてみたいですよ。 でも現実としては、私は模範的な日本国民なので、ちゃんと子育てもして、仕事外にも多くの責任を負っているわけですよ。 でさ、ツールで遊んでる人たちはカジュアルに「これはエンジニア不要になるな」「働き方変わるな」って言うわけ。情けない話、わいはそれが心底不安で恐ろしいのよね。 雇用への不安 若い頃に『フラット化する世界』ってのを知人のすすめで読んだのよ。 要約すると、世の中にある中間にあるものは全部なくなってくよねって話。 中間管理職のポストはどんどん減ってる オールドメディアなんて言って、新聞やテレビなどの大手マスコミの衰退も著しい 卸省いてプライベートブランドなんてのも一般化してる 身近な例だとこの辺で感じたりする。 で、当時の自分は、とことん上にいくか、下のままでも生きていけるか…の2択しかないって考えたのよ。 そこで管理職のラダーを上がらなくても、価値を提供できたり、給与が維持できたりってのでエンジニア職を志望したわけ(単純にプログラミングが好きってのもあったけど) そして、年齢不相応でスキル欠乏な状態でもそれなりにお給料もらえてきた今の自分がいる。 なんだけども、AI くんのせいで気付かされた。 末端だと思ってた自分のスキルすらも中間であるということ。 ツール遊びの暇人たちの戯言に耳を傾けたんじゃなくて、もっと大きなうねりとして、自分の職がまるっとなくなる恐怖を抱えるにいたったのよね。 少なくとも変化は要求される。それに対して、今だけはライフステージ的に時間の投資ができない。 ここも恐怖だよね。 できることを増やしていくってのは変わらない これは少し話のレイヤーが変わるんだけど、「AIは労力は代替できるけど能力は代替できない」ってやつ最近よく耳にする。 これほんとその通りだなーと思ってる。 AIくんが提案してくるコードの「Accept」を押すときに、「うんうん、いいね!」って思う時と、「ええんか、これで。ダメだとしたらどうやってテストや検証をすればいいんだ?」って思う時がある。 あと、門外漢な分野だとタスクの分割すら困難でAIくんが全うできる粒度のタスクに噛み砕かれてるのかすら理解できないことがある。 claude codeで楽しめてる人は一通り開発できる人。時間を掛ければ自分でもできる人なんだと思う。 そういう意味で、AIくんの提案にAcceptできる分野ってのは確かに自分の中に引き出しがあって、それをAI層にキャッシュしてるだけって感じがするんだよね。 (この感じもAIの発展で変わってくると思うけど。) スキルの星取表に著しい不備がある自分のような人間はAIに補助してもらいつつ、早くワンパス通す必要がある。 学習は楽になったけど、やることは変わらないよねってのを思ってる。

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