子どもから風邪をもらった

子どもが1歳になろうかというタイミングで保育園から風邪もらってきた。 2020年あたりから世界を騒がせた例のやつである。 熱は3日にわたり39.0度付近を維持し、咳や関節痛も非常にしんどかった。

息子自体はものの数時間で治ってくれたのでよかった。 ただし、抗原検査というものは熱が上がった状態でないと適切な結果が出ないようである。 そのため病院からは検査拒否され、保育園からは陰性が証明できないため登園拒否をされるという憂き目にもあった。

「ここでこうしてほしくない」を踏み抜いていくのが子ども

子どもという生き物は「ここでこうしてほしくない」というのをことごとく踏み抜いていく生き物だとという言説をどこかで聞いたことがある。 奇しくも、私もちょうど仕事の切れ目で新規のクライアントと仕事を開始するというまさにその日から3日連続で仕事を休む羽目になったのである。 それで信用がどうこうということはないというのは頭ではわかるが、当事者になると非常に強く焦りを感じるものである。

そんな感じのことを上司に話したら、「子どもは常にやっているのだ。最悪な状況を作ったのは君だ」(柔らかいトーン)と言われて、なかなか示唆に富んだ発言だなと思った。 「ここでこうしてほしくない」を認識した時点で準備をすべきなのだ。 もう今回レベルのクライシスはやすやすとは起こらないと思うが、次はうまくマネージしてみせようではないか。

2馬力・核家族で子育てというのが難しいということ

我が家はちゃんとしたフルタイムの共働きである。 日々の生活は、特に困ったこともなく持続可能なものとなっているが、こうしたちょっとしたイベントごとが重なると途端に立ち行かなくなることがよくわかった。

今回は、中距離に住んでる義母が来てくれて2日間にわたる泊まり込みでなんとか生活を立て直してくれた。 それがなければと思うと、正直ぞっとするところである。

妻のキャリアへの憂慮から共働きを選択しているが、妻は特別仕事熱心なわけではない。 少し働き方をセーブしてもらって、私がもっと稼ぐことを頑張るのもありかもしれないと思った。 もしくはファミサポ等の行政の支援について日頃からもっと検討しておくべきだったと痛感した。

それでも子どもを育てていく

どんなに自分の体調が悪くても、息子を悪く思う気持ちが本当に1滴も出てこなかったのには我ながら驚いた。 これが同僚や友人なら私は完全に根に持つタイプである。

これからも幾多の困難があると思うが、両親・義両親、会社、同僚、あらゆる人たちに甘えながら乗り越えていきたいと思う。 そして、他人の困難にはきっちりと手を差し伸べられるようになりたいと思った。